JapanTrak 2025

日本補聴器工業会から昨年調査が行われた、
『Japan Trak 2025』についての結果が報告されました。
2012年,2015年,2018年,2022年に続いて、
今回で5回目の調査となりました。

『ジャパントラック』とは、補聴器に関する大規模アンケートで、
コロナ過で延期された年を除き3年毎に行われています。
年齢・性別のバランスや地域の分散など、
日本の全人口を反映させた割り当てサンプルの抽出で、
毎回1万数千人にアンケート調査を行っており、
2025年は14,368人のサンプル数となっています。

調査内容は、多岐にわたった非常に多くのものになっています。
以前の結果と比較して、明らかに悪くなっているものは無いと思いますが、
大きく改善しているというものも無く、
ほとんど変わらないか、またはほんの少し改善という状況です。

自己申告での難聴者率は11.0%で過去の調査から大きな変化はありません。
難聴者率とは、聴力レベル〇〇dBより低下している人というような基準ではなく、
自分で難聴またはおそらく難聴だと思っている人の割合です。

その難聴だと思っている11.0%の人に、
「あなたは補聴器を持っていますか?」と質問すると、
15.6%の人が持っていると答えています。
過去の回答は、2012年から14.1%,13.5%,14.4%,15.2%で、
微増だが改善してきているとみている方もいらっしゃるようですが、
私は、ほとんど変わっていないと思っています。
ヨーロッパでは50%を超える国も数か国あり、
多くの国で40%を超えています。

私が一つ明るい話題に感じたのが、補聴器を購入された方の中で、
認定補聴器専門店や認定補聴器技能者というものをご存じで、
そういう店舗でご購入されている方が多くなっていることです。
結果的に補聴器に対する満足度が上がっています。

今、全国の各自治体で補聴器を購入される高齢者に対して
助成金が出るところが増えてきています。
東京では、23区全てと26市の約半分の地域で助成制度があります。
助成制度の有る自治体の半数以上の地域で、助成金の条件として、
「認定補聴器専門店で購入した補聴器に限る」とか、
「認定補聴器技能者在籍店で購入した補聴器」となっています。
そのことが、そういう店で購入される方が増えたことにつながり、
結果的に補聴器満足度を上げるきっかけになっているのではと思っています。

Japan Trak 2025を詳しく見てみたいという方は下のURLからどうぞ。
japan_trak_2025.pdf